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悪性腫瘍(がん)

【症状】
がんは遺伝子の突然変異によって発生し、原因としては、遺伝子を傷つけたり、免疫を下げてしまう生活習慣にあると考えられます。
できる部位によって症状はさまざまですが、体表にできた場合はしこりになるので、体を触ったときに発見できることも発症すると、しこりが大きくなる、体重が急に減る、変な咳をする、下痢や嘔吐が頻繁にある、元気がなく疲れやすいなどの様子も見られます。
このような症状がそろえば、子のがんは末期ということになります。
犬は7才が人間の約44才=「がん年齢」になりますから、できれば定期的に検査をし、疑いがあれば、X線、超音波、CT、MRIなどの検査によって確かめることが大切です。
時間がたつとほかの器官に転移し、発見が遅いと命にかかわるので、早期診断、早期治療が原則です。

【治療】
主なものとしては、外科療法、放射線療法、化学療法などの方法があります。
外科療法は、手術でがんの部位を切除します。
この方法は、ほかの器官に転移するなど進行しているがんには効果がない場合があります。
そのようなときは、広範囲に放射線をあて、がん細胞を死滅させ、進行を食い止める放射線療法を行うことも。
化学療法は、がん細胞にダメージを与える抗がん剤を注射や経口で投与する方法。
主に全身に広がったがんに使われます。
また、免疫を強化する免疫療法や、がん再発にかかわる細胞を特定する「ステムセル療法」なども研究が進んでいます。
症状や進行具合によって選択肢が変わってくるので、治療に入る前から、獣医師としっかり相談しましょう。
人間の場合と同様で、大事なのはがんをやっつけることではなく、犬の生活の質を大切にすることであり、飼い主は家族と十分に話し合うことも大切です。

寄生虫による病気から愛犬を守ろう

犬の感染症には、ノミ、マダニ、ニキビダニなどが媒介するものが多くあります。
これからの外部寄生虫が犬の体につくと、かゆみや炎症を起こし、皮膚炎となったり、吸血されて貧血を起こしたりするのです。
病気によっては人にもうつります。
普段は室内で過ごしていても、散歩中にダニやノミがついてしまったり、人間が室内に持ち込んでしまうこともあります。
寄生虫の駆虫・予防薬を使うのが効果的。
市販薬では、ブロントラインやレボリューション、ネクスガードなどがあります。

認知症(にんちしょう)

【症状】
老化や脳の病気により、能が委縮したり、脳細胞が減少して痴呆症状を見せます。
柴犬など日本犬が発症しやすい病気だといわれます。
個体や環境によって違いますが、13才以上で発症しやすい病気。
夜中に単調な声でほえ続ける、同じ場所をぐるぐる回る、トイレの失敗が多くなる、呼んでも反応しないなどの症状が繰り返し見られるようになります。
しかし、このような症状はほかの脳疾患(特に脳腫瘍)でもよく見られるため、CTやMRIなどの検査で特定することが重要です。

【治療】
原因が不明なため、根本的な治療法はなく完治は望めません。
ただ、脳の血流をよくする血管拡張剤、脳神経の代謝を活性化させる薬や、魚油などに含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などのサプリメントの内服で、症状が改善されることもあります。
また、飼い主のかかわり方で刺激を与えることが、進行を遅らせる助けにも。
愛情を込めて話しかけたり、スキンシップを頻繁に行いましょう。
また、認知症だと昼夜逆転の生活になりやすいので、規則正しい生活を送らせ、日中、太陽の光を浴びることも生活リズムを守るのに効果的です。

シニアになったら

人間と同じように、犬も年を取るといろいろな老化現象が起きてきますので注意してあげましょう。

老化のサインをチェック

●耳
耳が遠くなり、呼んでも反応が鈍くなる。
耳アカが多くなる。

●目
目の水晶体が濁って白内障になり、視力が少しずつ衰える。
目やにが多くなる。

●口
歯石がたまりやすくなり、口臭や歯周病が出やすくなる。
あごの力が弱くなる。

●被毛
被毛のツヤが悪くなり、薄くなってくる。
口や耳のまわりに白髪が出てくる。

●行動
動きが鈍く、歩き方が弱々しくなる。
寝ていることが多くなる。

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